人工知能(AI)の時代の到来で人の働き方も大きく二極化されます。
コミニュケーション力が優れている人は、人間として価値の高い仕事が求められ評価される一方で、やらされ感で働かされている人や、ただ作業をこなすだけの人は、AIやロボットがあなたの代わりに働いてくれるので、おのずと仕事はもちろん居場所もなくなっていきます。
技術をお持ちの皆さんも、普通の技術だけでは今の現状でも厳しいのではないでしょうか。
これからは、「自分にしかできない」ことが強く求められます。そして、自分の能力が活かせる複数の組織に所属して働く人も多く出てきます。社内でも、部署や役職の枠を超えて複数のプロジェクトに関わっていくことが当たり前になってきます。
つまり、働き方がこれまでと大きく変わり、多様化し、フリーランス化します。
働く私たちも勿論ですが、当然、会社や組織だってそれに対応できなければいけないわけです。
でも、これって当たり前の事なんですよね。
私としても、AI化で機械的な世の中になってしまうのはさみしい気持ちもありますが、とてもいいことだとも思うのです。むしろ、賛成です。
「私の仕事はどうなるのだろう?」「私は生き残れるのだろうか・・・?」と少し不安になるかもしれませんが、恐れなくても大丈夫です。解決できます。
で、今日は、今私が研修で新しい組織の考えとして取り入れていていることをお話しします。
- もっと組織を強くしたい
- もっと個人の力を発揮してほしいんだけどな・・
- 会議の発言であんまり意見が出ないんだよね・・・
- ばらばらな社内環境を何とかしたい
- もっと売り上げを上げたい
- 社内を活性化させたい
という悩みが解決します。
さて、KARAWARI(殻割り)という人財育成のプログラムを様々な企業の皆様に体験していただいていますが、これ「イノベーション的研修」なのですね。
「これから最も必要とされる考え方ですね。」など、研修会社さんや、企業の幹部の方々などからご好評をいただいております。
KARAWAR的、新しい組織の考え方
まず、私達は子供のころから学校などでチームを作って何かを成し遂げたり挑戦してきました。大人になると会社組織の中で、プロジェクトチームなど、チームで仕事をしています。
元々、言葉の意味を解読しますと、チームって、サッカーチームとか野球チームとか何か誰かと戦う、競うという意味合いがこめられています。
そして、チームの中には必ず、リーダーが存在するのです。
きっとあなたの会社や組織もそうではないでしょうか?
組織長がいて、みんなの意見をまとめて、報告したり、
先輩が後輩を指導するという関係性だったり。
しかし、リーダーが居ることで落とし穴もあります。
- 「リーダーに任せておけばいい」という無責任、無関心な人が現れる
- 権限や力の強いリーダーの意見に流されて、他の意見が潰されてしまう
- 「どうせ話しても無理だろう」という諦め感が漂う
- 終始リーダーだけが話す面白くない会議(話し合いにならない)
- リーダーが変わると仕事の質が変わる(良くも悪くも)
などです。
最初にあげた、
- もっと組織を強くしたい
- もっと個人の力を発揮してほしいんだけどな・・
- 会議の発言であんまり意見が出ないんだよね・・・
- ばらばらな社内環境を何とかしたい
- もっと売り上げを上げたい
- 社内を活性化させたい
と言う悩みが、「チーム」と「リーダー」の考えを少し変えるだけで解決します。
さて、いよいよ本題ですが、
私がお伝えしたい新しい組織の考え方は、
「アンサンブル」
です。
「チーム」にはリーダーがいますが、「アンサンブル」にはリーダーが存在しません。
イメージで言うと、「吹奏楽」や「コーラス」のようなもの。
皆、それぞれがそれぞれの役割を最大限に発揮する。
そうすることで一つの音になり、その一つの音はやがて皆が限界を超え、今までになかったような心地よさが生まれたり、できなかったことができたり、当たり前を超えた力が発揮されるのです。
ポイントは、ただ音だせばいいってもんじゃないし、「一人一人が、自分の力を最大限に発揮することで、今までできなかったようなことが出来る力を出すことができる」という点です。
チームは 「1+1+1+1=4」という考え方ではなく
アンサンブルは
↑ 無限大 ↑
一人一人が、時には引っ張っていく力も要しますし、時には相手に譲るという力も必要になるのです。
これは、訓練すれば、うまくなりますので大丈夫です。
「アンサンブル」という考え方を学び、訓練することで得られるもの
-
相手との関係性を築きながら、その空間を自在にコントロールできる(空間マネジメント効果)
-
その場を客観的に捉えて、即興的に動ける(即興力)
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信頼関係が高まり、失敗を恐れず行動でき、相手の失敗も受け止められる
-
自分だけが動くのではなく、相手を動かすことができる
そうすることで、
人任せや、無関心社員、中々後輩が育たない、離職率の悩みなどが解決され、社内が活性化し、これから起こりうる景気や環境に左右されない強い会社(組織)づくりが可能になります。
フリーランス化と言われ、働き方も価値観も多様化していく中で、それぞれの持つ能力を最大限に発揮し、強い組織をつくるには、この「アンサンブル」という考えを組織に取り入れて変えていくことが必要です。
「本物だけが生き残る時代」。あなたの会社がもっともっと繁栄するように、新たな組織づくりのお手伝いをします。
是非ご相談お待ちしております!
茂木 久美子(もき くみこ)
山形新幹線の車内販売員時代、山形ー東京間1往復で50万円以上の売上をあげるカリスマ販売員として多くのメディアに取り上げられ、その接客・販売方法が注目される。また、史上最年少でチーフインストラクターとなるなど人財育成でもそのカリスマ性を発揮。全国の販売・サービス業を中心に講演や研修を行い、これまでに延べ10万人以上が受講する人気講師となる。2012年からは講師業に専念し、2015年株式会社グローバルゲンテンを設立。活動の幅を広げている。
著書:「買わねぐていいんだ。」「人の5倍売る技術」「雑談接客で売上5倍!」「コギャルだった私が、カリスマ新幹線車内販売員になれた理由」「神対応のおもてなし」