こんにちは。元山形新幹線のカリスマ販売員、茂木久美子です。
「新しいことに挑戦しよう」と言っても、現場が動かない。
挑戦した人ほど疲弊し、組織全体に停滞感が広がっている――。
そんな悩みを抱える管理職や経営層の方は、決して少なくありません。
実は、挑戦する文化が根づかない原因は、個人の意欲不足ではなく”環境”にあります。
私は、車内販売員として現場に立ち続ける中で、挑戦する人が自然と増える組織と、そうでない組織の違いを体感してきました。
本記事では、私自身の実体験をもとに、人材マネジメントの視点から「挑戦文化」を育てる具体的な考え方と仕組みをお伝えします。
読み終えた頃には、
「明日から、まず何を変えればいいのか」
そのヒントが、きっと見えてくるはずです。

挑戦する文化は「制度」ではなく「空気」で決まる
挑戦を阻む最大の壁は、否定される不安
挑戦できない職場に共通するのは、失敗そのものよりも「否定されること」への恐れです。
- やってみたいと言うと冷めた目で見られる
- 結果が出ないと評価が下がる
- 一生懸命な姿勢を揶揄される
こうした空気がある限り、人は挑戦しません。
逆に言えば、挑戦を後押しする”空気”さえ整えば、人は自然と前に出ます。
つまり、制度や評価を変える前に、上司や周囲が日常でどんな反応をしているかを見直すことが、最初の一歩です。

「本物」を見せることが、人を本気にさせる
トップや一流に触れる体験が、意識を変える
私が大きく意識を変えた経験があります。
ワインのキャンペーンで売上トップになり、フランスへの研修旅行に参加させていただいた時のことです。
もちろん、海外のサービスを体験できたことも刺激的でした。しかし、それ以上に印象に残っているのは、普段なかなか会えない社長と、旅を共にし、直接話を聞けたことでした。
- 会社がどこを目指しているのか
- なぜこの仕事が社会に必要なのか
- 現場に何を期待しているのか
それを”言葉”ではなく、“体験”として受け取れたことで、「この会社にもっと貢献したい」という気持ちが、心から芽生えました。
その後、社内で発信される社長メッセージの受け取り方も、明らかに変わりました。
本物を見せる・本物に触れさせることは、最強の人材育成です。

競わせることは、悪ではない
表彰は「意識改革」のきっかけになる
「競争させるとギスギスするから良くない」そう考える方も多いですが、私はそうは思いません。
適切な表彰やランキングは、自分の可能性に気づくきっかけになります。
- 頑張れば認められる
- 挑戦が評価につながる
- 努力が可視化される
この体験が、次の挑戦へのエネルギーになります。
大切なのは、結果だけでなく、プロセスや姿勢もきちんと評価することです。
競争が前向きに機能するための、たった一つの条件
競争がうまく機能する組織には共通点があります。
それは、「誰が勝ったか」よりも「どう挑戦したか」を言語化して共有していることです。結果だけを貼り出すのではなく、プロセスを称えることで、競争は次の挑戦を生みます。
失敗を受け入れる文化が、挑戦を加速させる
山形支店で根づいていた「チャレンジOK」の空気
私が所属していた山形支店には、「チャレンジした失敗は責めない」文化がありました。
- やってみたならOK
- うまくいかなかった理由を一緒に考える
- 次にどう活かすかを重視する
この空気があったからこそ、現場から次々とアイデアが生まれ、挑戦が連鎖していったのです。

挑戦する人を、孤立させない
一生懸命を馬鹿にしない雰囲気づくり
挑戦すればするほど、否定的な人も必ず出てきます。だからこそ、組織として大切なのは、「一生懸命な人を、決して笑わない」こと。
私自身、インストラクター会議で「もっと会社が良くなるように、こうしたい」と提案した際、周囲から冷めた視線を向けられた経験があります。
正直、心が折れそうになりました。しかし、その時に会社側から
「それ、やってみよう」
と背中を押してもらえたことで、救われました。
上司の一言が、人の挑戦を守ります。
変わった視点を、組織の力に変える
「違和感」を持つ人にこそ、可能性がある
挑戦する人の多くは、少し変わった着眼点を持っています。
- 他の人が気づかないことに気づく
- 違和感を言葉にできる
- 現状に満足しない
こうした人材を「扱いにくい」で終わらせるのか、「可能性の塊」と見るのか。
それを決めるのが、上司の役目です。
まとめ
本記事では、人材マネジメントの視点から、挑戦する文化を育てる環境づくりについてお伝えしました。
- 挑戦は個人任せにしない
- 本物を見せ、体験させる
- 競争と表彰で意識を変える
- 失敗を受け入れる空気をつくる
- 一生懸命な人を守る
- 変わった視点を応援する
これらが揃ったとき、組織の停滞感は、確実に打破されます。
「挑戦しよう」と言葉をかけても現場が動かないと感じているなら、
それは個人の問題ではありません。
組織の”空気”を変えるタイミングです。
「挑戦文化」を自社に根づかせたい方へ

茂木久美子は、現場の実体験をもとにした講演・研修で
組織の”空気”を変えるお手伝いをしています。
まずはお気軽にご相談ください。

