一杯のラーメンのあったかいお話

「一杯のラーメン」のあったかいお話。

最強の寒波到来で新幹線が運休するほどの山形。人もまばらな繁華街でフラフラと飲み歩く二人。

いい感じに酔い、お腹も満たされ、そろそろ帰るかと思っていると・・・お決まりの一言。

「ラーメンかんなねべ!!」(山形弁で、ラーメン食べなければ!の意味)

出ました!〆のラーメン!

まぁ、お腹もいっぱいだし最近太り気味の二人ですから、二人で1杯とビール1本で十分だろうとお店に入って注文。

「納豆みそラーメン1つとビール1本!!」

すると、ラーメン屋のおばちゃん。

「分ける?」

「・・・」

「分ける?」

「・・・」

僕は、『あ、そうか。とり分ける器をくれるんだな。気が利くね~』と嬉しくなって

「お願いします!!!」と上機嫌 ^0^ /

数分後・・・

「ハイお待ち!」と出てきたのは、ラーメン2つ

「・・・・・・・・・」

注文を間違ったかと数秒間固まっ他後、気づいたのです。

一杯のラーメンを二つに分けて出してくれたんです!!

『寒い日にわざわざ来てくれてありがとう』なのか、僕らを哀れに思ってくれたのか、

「ちょっとサービスしておいたから・・・」とほほ笑むおばちゃん。

『せっかくだから。』と、わざわざ二つに分けて出してくれたその気持ち。そんなラーメン屋のおばちゃんに身も心もホカホカに温められました。

気を利かせて取り皿を持ってきてくれるお店はたくさんあります。でも、こんなことまでしてくれるお店はめったにありません。いつもそうやっているわけではないと思います。たまたまなのかもしれません。それでも、『自分のためだけに』してくれたことは、ものすごく嬉しいし、絶対に忘れません。

真冬の心温まるお話でした ^^